2001年1月23日
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Quetta
最低気温:-7℃
最高気温:7℃
天気:Sunny
湿度:71%
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クエッタでは昨晩から雨が降り、今朝は曇り。路面はまだ濡れているが、朝から自転車、リキシャ(オート三輪)、人々がせわしなく行き交い、活気に満ちている。
この地方では、雨や曇りの日のほうが、むしろ暖かいという。寒さの原因はこの街を取り囲んでいる山脈から吹きおろす風のせいなのだろうか。風は感じられない。でも少し寒い。
ローカルNGOのメンバーたちも昨晩は遅くまで打ち合わせし、相部屋で泊まり、今朝は卵焼きとナン、パラタの朝食を共にした。
今日は今回の活動を実施するにあたって必要な政府機関の許認可手続きのために動くことになる。難民キャンプへの入域は外国人はもちろん、パキスタン人も安全上の理由から政府の許可が必要である。ホテル前のジナ通りを流すリキシャに乗って、役所まわりに出発した。
アフガン難民組織管理事務所のバロチスタン州事務所は、ユニセフ事務所などのある市内の比較的高級な住宅地の一角にあった。国連やイスラムNGOなどの車が常に出入りし、来客や電話が絶え間ない。ただ、欧米系のNGOで働く外国人の姿を見かけなかったのは意外だった。
担当官は協力の意向を示してくれた。
彼の話によると、特にここ数日も新しく流入してきた難民人口が増えているダラ・キャンプでは、まだ支援体制が確立されていないとのこと。現在8,000人の難民数とされているが、今週中には1万人規模になると予想され、想定15,000人分の支援の準備が必要になるだろうとのアドバイスがあった。
ダラ・キャンプはUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)が管理・運営し始めたばかりだ。
「今一番支援を必要としているのは、難民認定されないために必要な援助を得られない人々だ。」とクレイシ氏が担当官に主張する。難民認定を条件に援助物資の配給をするUNHCRが動けない部分を担いたい、という意図を伝えるためである。
担当官曰く、新難民たちは認定を受けたばかりで、生活に必要なものすべてが不足している。UNHCRの現在配給できているのは小麦粉、豆、油の3点のみで、衣料などは決定的に不足しているとのこと。ダラ・キャンプでの支援も検討することにした。
当事務所のチャマン(国境の街)担当官と、コンテナで送られてきた物資の管理、倉庫の設置場所について交渉。続いて副担当官による私へのインタヴューなどもあり、結局この事務所に3時間以上も張り付いてしまった。
その成果を今度はバロチスタン州政府法務局に提出しに行く。お天気雨、不思議な天気だ。
どこの役所も同じようなものだが、政治局2課(部族関連の部署)とその周辺でペーパーを回し、コピーし、待たされ、晴れて14時45分チャマンのキャンプ入域許可が下りた。
ただし許可証を見ると、金曜日は不許可と手書きされている。
金曜日はデモが多いというのが理由だった。全国で起こっている反米デモだが、クエッタでは最も激しいと言われている。
クレイシ氏の携帯に一報が入る。コンテナがクエッタに今晩到着する見込みだ。 |