《JITアフガン難民援助プログラム報告》

JITの第一次援助は2001年2月『旱魃避難民へ』でした。
今回の『難民に越冬衣類を』は第二次援助プログラムです。

9・11のテロへの報復ということで、昨年10月8日始まったアメリカのアフガン爆撃は、未だに続けられています。パキスタン内の難民キャンプとアフガン国内の避難民の状況は、新政権に交代ガなされても、悲惨さが改善される話ではとてもありません。

JITは爆撃直後から、『凍死のアフガン難民を救おう!家に眠っている毛布や衣類を』というキャンペーンを張り、11月から2月にかけて40フィートコンテイナーを45台、パキスタンに向けて出すことができました。

それらを1月から4月にかけて現地のNGOの協力を得て、難民キャンプとアフガンの村々の避難民まで、80,650世帯に配る事ができました。配布の内訳は以下の通りです。

着のみ着のままでキャンプに辿りついた難民にとって衣類を貰えたことはタイミングがよく、また日本からの皆さんのプレゼントは特に清潔で心遣いのある物資だったため、とても喜ばれました。

ただ日本の繊維会社が寄付された新品の1コンテナーが、6月中旬まで検査のため留め置かれたため、それは日本から託送の次のものと一緒に配布の予定です。

次に、来る冬にかけて、さらに衣類や毛布が必要と判断し、JITはこれらの必需品を集め、再度送ることを決定しました。

また、われわれが悲惨なキャンプ訪問して特に知らされたことは、難民に必要なのは教育である事の実感です。

援助を必要する項目は次の通りです。

1. 毛布
2. オーバーコートおよびジャンバーコート
3. カーディガンおよびセーター
4. 下着
5. 靴
6. 医薬品
7. 医療器具
8. 学用品
9. 学校援助

なお冬は10月から始まり、摂氏でマイナス20度まで下がります。昨年のユネスコの統計によると、5歳以下の全ての子どもたちにこの時期もし特別に対処しなければ、冬の間に子どもたちは死ぬだろうと言っています。アフガニスタンの人々は日本に大変期待しています。

■JITによるアフガン難民キャンプへの救援物資の配布先
 
−2002年2月5日〜3月10日現地ローカルNGOを通して−

救援物資の配給は南西のアフガニスタンとパキスタン国境の町チャマンから始まり、トラックでカンダハル近在の村々まで入れました。これら南部地域のほか、北部はペシャワール周縁からアフガン国内のジャララバードまで運ばれました。

南部地域で配布したところ

1.スルカブ・キャンプ(Surkhab Camp) 800世帯
2.カノウザイ・キャンプ(Khanozai Camp) 400世帯
3.ピシン(Pishin) 400世帯
4.ジアラート(Ziarat) 600世帯
5.ムハンマド・ヘイル(Mohammad Khil) 1500世帯
6.シャハルグ・コート(Shahrug Khot) 650世帯
7.プンシェパイ(Punchpai) 2000世帯
8.ムスリム・バグ・キャンプ(Muslim Bagh Camp) 1000世帯
9.ロラレイ・キャンプ(Loralai Camp) 1400世帯
10.クエッタ地区(Quetta Area) 2500世帯
( Nawakli, Kachlak, Shaikh
Mandah, Suryab, Chasshma
Achozai Camps)
11.ムストゥング(Mustoong) 700世帯
12.カッラト(Qallat) 600世帯
13.ソラブ(Sorab) 500世帯
14.クズダール(Khuzdar) 500世帯
15.キッラ・サイフ(Qilla Saif ) 800世帯

小計 (1) 14,350世帯

北部地域で配布したところ

1.シャムシャット・ニュー(Shamshato Jadid)  11,000世帯
2.モルビ・ユニス・ハーリス・キャンプ(Molvi Unis KhalisCamp) 1,500世帯
3.ヘクマトヤール技師・キャンプ(Engineer Hikmatyar Camp) 12,000世帯
4.コトキィ・キャンプ(Kotkai Camp) 3,500世帯
5. バグザイ・キャンプ(Bagzai Camp) 1,600世帯
6. シャブナン・キャンプ(Shabnan Camp) 2,700世帯
7. アフガニスタン国内ジャララバード(Jalalabad)  600世帯
8. アスガン・キャンプ1&2(Asghan Camp 1 & 2) 2,700世帯

小計 (2)         35,600世帯


アフガニスタン国内難民キャンプから村々まで

1.スピンボルダク(Spin Boldak―Afganistan)
a.アルアクタル・キャンプ(Al akhtar camp) 3200世帯
b.アルラシィド・キャンプ(Al Rashid camp) 2000世帯
c.ラビタイスラーム連盟・キャンプ(Rabta aalm islami camp)2500世帯
d.ラシード・マクトゥーム・キャンプ(Rashidul Makhtoomcamp2000世帯
e.マルシ・マレーシア・キャンプ(Marsi malyshia camp) 100世帯
f.サウディ・キャンプ(Saudi camp) 300世帯
2.ヒルマンド(Hilmand)辺境村     1000世帯
3.ザバル(Zabal)辺境村         2400世帯
4.カラート(Kalat)辺境村        1800世帯
5.ガズニ(Ghazni)辺境村        2300世帯
6.アルガサン(Argasan)         2000世帯
7.パンジャイ( Panjwai)        1800世帯
8.バラ・ザルハ(Bala Zarh)        800世帯
9.ポラルザイ(Popalzai)         800世帯
10.カドー(Khadoo)           600世帯
11.マールーフ(Maroof)最も必要としていた地域   3000世帯
12.タージョー(Tajoo)         500世帯
13.アミンキッラ(Aminkilla)        600世帯
14.ボルダル・ヴィシニティー(Boldal Vicinity)     3000世帯

小計 (3)               30,700世帯
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総合計 (1) + (2) + (3)             80,650世帯

■会計報告
(2002年6月30日まで)
1.総収入 ¥46,478,740.-
      東京三菱銀行振込(23,172,556円)郵便振替(23,306,184円)

2.支出  ¥28,796,459.-

内訳
1−カラチまでのコンテナー輸送費(Ocean Freight)  (12,088,340円)
           1台x20フィート + 44台x40フィート
2−通関及び乙仲費用   (6,975,310円)
3−現地通関及び陸送費用(但し1台はまだカラチ港) (2,899,531円)
4−現地での衣類整理及び配布の人海費用     (1,020,000円)
5−国内での衣類整理及び運搬などの諸経費と海外出張費 (2,250,420円)
6−現地購入の食料と医薬品 (2,652,340円)
7−水タンク購入と給水費用 (492,370円)
8−雑費 (418,148円)

3.残高繰越金 ¥17,682,281.-

4. 次年度(2002年夏より)への配分予算
難民キャンプ内の病院援助      ¥5,000,000.-
難民キャンプ内の学校作りに援助 ¥5,000,000.-
衣類輸送のための留保金     ¥7,682,281.-
以上
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